【Lifehacks】悪夢脱出メソッド

■概要
 悪夢を見ている最中に、悪夢から脱出する方法。


■説明
 昨晩、久しぶりに悪夢を見ました。これまでに見た悪夢のワーストスリーにランクインするような内容だったため、エンドロールが出る前になんとか脱出して目を覚ましました。

 ある時点から、悪夢を見ている最中に脱出できるようになったのですが、その方法は「こんな事は在り得ない、夢に違いない」と夢の中で気づき、夢の中の行動を止めることです。


■本方法を身に着けたきっかけ
 この「夢の中で気づき覚醒する」という技が使えるようになったのは、入社10年目位に会社主催の自己啓発教育を受講したことがきっかけです。

 フランクリン・コヴィー・ジャパンが実施する、書籍でも有名な「7つの習慣」に基づくトレーニンセミナーです。内容は割愛しますが、この中で固定観念打破の説明がありました。

 「婦人と老婆」のようなだましを絵をいくつか見せられ、「ご存知の方も多いと思いますが、この絵は見方によって2つの見え方をします。婦人と老婆を見つけることはできますか」という説明を受けました。この手の「特許と発明」「発想法」「問題解決」といった教育には必ず含まれる説明で、受講者も半数はタネを知っているらしく聞き流しています。
 締めくくりとして、「最後に、あなたは「眼鏡の男性」も見つけることが出来るはずなのですがお気づきですか」との問いかけがあり「5分待ちますので、分かった方から休憩に入ってください」と講師の方がおっしゃいます。受講者は皆、スクリーンを凝視して唸っています。私はなんとか2分程度で分かりました。

 「婦人と老婆」のだまし絵やその理屈については知識で理解していたに過ぎなかったのですが、この時の体験が「枠外の事象に気づく」という感覚を手に入れたと自ら認識できた瞬間だと思っています。


※「婦人と老婆」のリンク先の絵を見ただけでは「眼鏡の男性」を見るのは困難である可能性があります。見えない方でどうしても理由を知りたい場合は、当方にお問い合わせ頂ければご説明します。


■悪夢ワーストスリー
 今回見た夢は、のこぎりを使い誰かの延髄をごりごり切っており、その首の主がにやりと笑いながらこちらを見つめているというもの。自分は非常に切羽詰った心理状態にあります。

 原因はおそらく昨日読んだ本先日食べたステーキです。
 オージービーフのサーロインステーキは赤身で歯ごたえのある肉で、ステーキナイフでぞりぞりと切りながら食しました。その感触はすぐ意識から消えていたのですが、記憶にはしっかりと刻まれていたようです。


 順位はつけづらいですが、ワーストスリーの他の一本は高校1年の時に見た夢で、誰かを刺殺し刑事に追い詰められながら逃走を繰り返すという内容です。

 目を覚ますと横のテレビで刑事者のドラマが流れていました(うたた寝していたようです)。
 この内容だけならまだよかったのですが、刺殺相手は高校の先輩だったため夢の中で強く「うわ、やっちまった!」と焦燥し、悪夢として記憶に残りました。
 入学直後で部活の先輩のシゴキが厳しい時期だったため、逃避したいとの願望が噴出したのだと個人的には分析しています。ちなみに部活はSF研です。


 最後の1本は、小学生の時に見た夢で、家の近所で骸骨に追い回されるという内容です。隠れるために団地建物の階段に入り込み上に逃げるのですが、当然屋上まで行ったら逃げ場はありません。つかまる寸前で目が覚めました。

 夢に登場した骸骨は、直前にテレビで見た映画「アルゴ探検隊の大冒険」に登場する骸骨剣士そのもので、レイ・ハリーハウゼンが特撮を手がけ、ぎくしゃくしながら生き生きと動く人形アニメーションが強く印象に残っていたため夢に出たのでした。


■婦人と老婆
 有名なだまし絵ですが、今回あらためて調べて判明したことをメモします。

 この絵はイギリスの風刺漫画家。W.E.ヒルによって1915年、アメリカのパックユーモアマガジンに「妻と義母」というタイトルで発表されました。W.E.ヒルの絵が原型と考えられていましたが、実際には1888年にドイツで販売されていた絵師不肖の絵葉書にも類似の図案が確認できます。