【Lifehacks】Windows Server VerUp時に気をつけるべき点

■前提条件
・ADOを便利なRDBMSインタフェースである。
・ADOでDBアクセスを書いておけば、本来は非常にプログラムの可搬性が向上する。
・但しそれはちゃんと書いていた場合のみ。
・手抜きをすると痛い目に会うよ。


■背景
・OSにWindows 2000 Serverを利用したシステムは、HW保守・OS保守の両面で老朽化している。
・最新HWに乗せかえる必要性が高いが、最新HWでは既に旧OSであるWindows 2000 Serverは動作保障していない。
・3層ウェブシステムでDB層については、OSが変わろうがDBアクセスが維持できれば問題なく移行できる筈。
・最新HW・最新OSに乗せ変えよう。


■危機は難い場所に潜む
Windows 2000 Serverに内臓のMDACにおけるADOのデフォルト接続方法は「名前付きパイプ (DBNMPNTW)」。
Windows Server 2003に内臓のMDACにおけるADOのデフォルト接続方法は「TCP/IP (DBMSSOCN)」に変更されている。
Microsoftさん、何してくれてるの?
プログラマさん、接続方法を何で固定で書いてるの?
・そのプログラマさんとは連絡とれない。すでに業界にも居ない。


■一縷の希望
ASPで実装されてた。
・Lightwieght Languageは素晴らしい。


■解決方法
・現場でプログラムを書き換えて対応。


■本事例から導出される知見
・ゆめゆめデフォルトを信頼するなかれ。
・LLをもっと活用せよ。またはソースを現場に配置せよ。
・ネットは広大なナレッジベース。規則を犯してでも到達可能手段を講じるべき。


■感想
・腋の下にいやな汗が吹き出た土曜日。
・解決できたから顧客トップからの賞賛を頂く。解決できなければ灰皿が飛ぶ1ヶ月の幕開け。
・ぼくらの冒険はまだ始まったばかり。
・もうちっとだけ続くのじゃ。