【Lifehacks】はてなダイアリーのエントリをタグ分類する方法01

■概要
 はてなダイアリーの日記エントリを、自分で定めたタグで分類する方法の比較。

■タグによる分類
 最近のウェブシステムでは、情報に対してエンドユーザが自由な分類名票(タグ)を付与することで分類を行う、フォークソノミーと呼ばれる手法を取り入れたものが増えています。
 著名なブログシステムのひとつである「はてなダイアリー」でもこのようなタグ付けを行う機能を提供しており、日記のエントリを自分なりに分類することが可能です。
 ところが実際に使用してみると、タグ付け分類機能が複数存在する上に一長一短があるため、自分の好みにある分類機能を実現するために若干の考察を要しました。
 参考のため、各機能の比較と個人的な考察について述べてみたいと思います。

はてなにおけるタグ分類機能
1.見出しカテゴリー機能
 ユーザが自分で定めたカテゴリーに従い、日記エントリ内の「見出し」(見出しに対応するセクション)を分類するための機能。
 システム側の用意した標準的な日記分類機能。

2.キーワード機能
 用語解説と、用語が登場する日記をまとめるための機能。
 自動リンクするほか、明示的にキーワードリンクも記述できるため、タグ分類の用途にも使える。

3.セクションカテゴリ捕捉用キーワード
 セクションカテゴリ(見出しカテゴリーと同意)について、同じカテゴリーを使用する異なるユーザの日記をまとめるための機能。
 キーワード機能で「[キーワード]」のようなブラケット付き用語を登録することで実現している。はてな運営側が用意した機能ではなく、既存機能を上記の工夫で使用するよう数名のユーザが考案した。

4.はてなブックマークタグ機能
 はてなSBM機能である「はてなブックマーク」に存在する、タグ分類機能。

■個人的な要求事項
・日記エントリを「日付」単位で分類したい。
 見出しカテゴリー機能では、日付配下の見出し(セクション)単位でしか管理できない。
・分類タグをタイトル以外の箇所にも書きたい。
 見出しカテゴリー機能では、見出しにしか分類タグを埋め込めない。
 第一分類タグをタイトルに書き、その他の分類を適宜本文末尾等に記述したい。

■各種タグ分類機能と試行錯誤
 はてなダイアリーの日記エントリを分類するのであれば、本来は1.の機能を使用するのが順当ですが、この機能は個人的要求事項の2点を満足しませんでした。
 そこで、2.を検討しましたが、この場合あらかじめ分類後のキーワードエントリを作成しておく必要がありますが分類に用いるような一般語はキーワードエントリにふさわしくありません。
 3.は1.を補完し、見出しカテゴリーに使用する一般語をキーワードエントリに登録するのも問題ありませんが、分類タグによる一覧表示は他人の日記エントリを合わせた一覧になります。
 4.は分類タグの情報を日記エントリの外側に保持しなければならないのが面倒です。また一般のブックマークと自分の日記エントリが混在するのも煩雑です。

 個人的要求事項を満たす方法については別項にて。

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