【Book】ウェスト・ウィング
エドワード・ゴーリー 著、
柴田元幸 訳、
河出書房新社 刊、
どこかしらない館の西棟の不可解な部屋部屋の様子。
http://www.amazon.co.jp/dp/4309265898
不安を掻き立てるような独特のモノクロ線画33枚で構成された絵本。
「ウェスト・ウィング」の部屋や廊下の様子を描写する。
ひとけのない廊下の曲がり角にちらりと影が見えたり、窓に顔が朧に浮かび上がったりしている。
紳士が昏倒したり、少女がうずくまる部屋もある。
空虚な部屋には、荒縄で縛られた大きな包みや正体の分からぬものを写した鏡、脱ぎ捨てられた靴などが描かれている。
ここはいったいどこの建物の西館なのか。