【Memo】黒部峡谷
5/23、黒部峡谷方面に出かけてきました。
■5/23行動ログ
07:30 東京駅・JR上越新幹線中央改札集合
07:48 東京発
JR上越新幹線 Maxとき307号乗車。
09:04 越後湯沢着
09:14 越後湯沢発
はくたか4号乗車。
はくたかは、JR東日本・上越線、北越急行・ほくほく線、JR東日本・信越本線、JR西日本・北陸本線を乗り入れ運行する特別急行列車。
車中、新潟産コシヒカリモナカを食す。バニラアイスに米粉を練りこんだもので、まばらに含まれる米粒の食感が不可思議。
11:06 魚津着
参加者合流。
乗り換えに1時間あるからということで、「寿し・割烹 万両」にて昼食を取りに行く。
皆で「げんげの唐揚」を頼み、個人では「上握り寿司」を注文し食す。
げんげは富山県のこの地方でしか取れない深海魚で、すぐ痛むので輸送・販売に困難なため一般には食されない。またその鱗が底曳網漁で他の魚を傷つけることから「下の下」と嫌われ捨てられていた。白身の魚で唐揚は美味であった。
寿司についてもどのねたも美味で、時間があればゆっくりと味わいたいところだったが、板前さんが丁寧に一人分づつ握ってくれるため時間がかかり、乗り換え時刻の関係で急いで平らげることとなった。
12:05 新魚津発
富山地方鉄道本線乗車。
新魚津駅はJR魚津駅に隣接しているが、改札までの距離が予想外に長く小走りで移動して滑り込み。
乗車した車両は後で確認したところ、1980年にローレル賞を受賞した車両であった。
12:54 宇奈月温泉着
13:11 宇奈月発
今回の旅行の目的の一つである黒部峡谷鉄道、通称「トロッコ電車」に乗車。
もともとは関西電力が黒部川電源開発における資材・土砂運搬のための工事鉄道だったが、黒部峡谷の観光を望む一般客の要望に対し、一部旅客乗車を許可していた。当時は乗車券の裏に「生命の保障はしない」の旨記載されていた。
現在は分社独立し、地方鉄道法に基づく営業免許を取得した鉄道会社となっている。
トロッコ電車は軌間762mmの狭軌で、小型の車両で黒部峡谷にしがみつくように設置した線路を走る。
普通客車は開放型で壁・窓はないため、寒さ対策が必要となる。今回は有蓋・窓付きの特別客車を予約して乗車した。
往路は同乗者がなく貸切状態だったので自在に席を変えながら、峡谷の自然と散在する電源設備の組み合わせを楽しんだ。
途中すれ違った下り編成に接続されていた貨車に「峡谷美人号」の名称が記載されていた。後で調べたら、当該車両はト型貨車(無蓋車)にごみ運搬コンテナを搭載したものであった。
14:33 欅平着
終点・欅平でしばし散策。といっても周辺施設は閉鎖されているので、駅隣接の展望台からの見晴らしを楽しんだ程度。
欅平のさらに上流には黒部第四ダムがあるが、黒部峡谷鉄道ではそこまでは到達できない。
黒部峡谷鉄道から分岐して関西電力が保有する業務用路線が存在しており、5月〜11月に関西電力主催で「黒部ルート見学会」として一般公開が実施されている。実施日が平日であること、抽選倍率が3〜4倍であることなどから、今回は見送りとなった。
駅の軽食スタンドにて胡麻団子を食す。あわせてアイスコーヒーを注文するが、原液切れのため併設のレストランまでおかみさんが取りに行き出発時刻間際になっても帰ってこないためあせった。
14:58 欅平発
復路は特別客車の満席で身動きできず。アイスコーヒーの覚醒効果に期待したが叶わず、前日までの疲労のため熟睡。
16:14 宇奈月温泉着
16:32 宇奈月温泉発
富山地方鉄道本線乗車。
乗車車両は、元西武鉄道5000系・通称レッドアロー号の車両を再生したものであった。
レッドアローは西武鉄道初の特急型車両で、小学生時代に遠足などで乗車したことのある思い出の車両である。引退以降10年ぶりに遠隔地での健在を目にして感慨深かったが、普通列車として2両編成で運行する姿は少々もの悲しかった。
4月〜11月に走る季節特急「アルペン特急」にも使用されているとのことである。
17:46 寺田着
寺田駅は富山地方鉄道の本線と立山線が接する駅で、両線のホームが斜めに配置された面白い構造。駅舎は古く眺めていて飽きない。
乗り換えの間、さまざまな角度で駅舎やホーム、線路の写真を撮る。
18:12 寺田発
富山地方鉄道立山線乗車。
沿線の高校生と思しき生徒が自転車を持ち込み乗車しており、途中途中で降りていく。
最終的には乗客は我々だけとなった。
19:00 立山着
駅前にある旅館「千寿荘」に宿泊する。
立山産の山菜と富山湾水揚げの魚介類、富山県産こしひかりからなる夕食は非常に美味で、おもわずご飯のおかわりをしてしまうほどであった。
昼の車中睡眠では全く足りず、21:00過ぎには早々に就寝した。